MotorSportsの日記

車、家、玩具、物欲の塊である筆者がこれまで買ったものの記録です。

マツダアテンザワゴンXD Lパッケージについて

2012年に現行型アテンザ(GJ2FW)が登場してから既に4年が経過しています。

私が購入したアテンザは2016年8月に2度目の改良が行われた後のモデルです。

私のアテンザの主な仕様は2.2リッターディーゼルエンジン(SKYACTIV-D)、FF、AT、ワゴンタイプで、グレード名で言えば「XD Lパッケージ」です。

以前にも書きましたがオプションは純正ナビ、ETC2.0車載器、DVDプレイヤー程度です。

今回はこのモデルについてレビューしたいと思います。

 

まずはエクステリアから。

最近のマツダ車のデザインは一言で表現すると”直球勝負”でしょうか。

どこにも手抜きがなく、高いクオリティでまとまっていると思います。

ただエントリーモデルであるデミオからアクセラアテンザCX-3CX-5まで統一性を持たせたデザインになっていることで、ちょっと真面目で堅すぎるようにも思えます。

もう少し冒険しても良いのではないかと思ったりもします。

マツダスピードアクセラを復活させるとか、アテンザクーペを追加してみるとか)

アテンザのエクステリアデザインに関して、このクラスで国産メーカーにライバルはいないんじゃないか?と思えるほど完成度が高いと思います。

特にワゴンに関しては、です。

スバルのレヴォーグも決して悪くはないと思うんですが、レヴォーグのデザインは良い工業製品が醸し出す独特の空気があって、アテンザワゴンが放つ艶っぽさが少し足りないと思います。

その点から言えば、現行スカイラインアテンザダンの良いライバルではないかと思います。

価格やブランドイメージではスカイラインの圧勝かもしれませんが。

 

次にインテリアです。

大幅な改良を受けた甲斐もあって、現行アテンザのインテリアは高級感があって美しいデザインになっています。

最近のマツダ車にほぼ標準で搭載されているマツダコネクトの評判ははっきり言ってイマイチですが、それでもフォルクスワーゲンの純正ナビよりは操作性も見た目も随分マシです。

何よりダッシュボード上に綺麗に収まっているので、見た目は何も不満がありません。

ナビ機能に関しては酷評されているケースもありますが、私はアテンザを通勤に使っている都合もあって、ナビを使うシーンがそれほど多くなく、今のところ純正ナビに悪い印象は抱いていません。

マツダコネクトそのもののユーザーインターフェイスが扱いやすいか?と聞かれれば、確かに使いにくいです。

ダイヤルを回してみたり、傾けてみたりと何度やっても誤操作を繰り返してしまいます。

直感的に操作しにくい点が多いです。

インテリア全体に関してですが私の場合、ホワイトレザーを選択したこともあって、とても明るくて華やかで気に入っています。

ブラックレザーだと、車外から見える車のシートはただの真っ黒いシートですが、ホワイトレザーにすると車外からもはっきりと白く美しいレザーシートが確認できます。

これだけでも、ホワイトレザーを選んだ価値はあったと思います。

当然、ホワイトなのでブラックより汚れが目立ちやすいでしょうから、手入れには苦労しそうですが。

センターコンソールはこれでもか!というほど大きく張り出していて圧迫感がありますが、スポーティワゴンなんだしニーパッドを兼ねているんだ、と思って自分を納得させています。

後席はリクライニング機能がない点はマイナスですが、シートの座面が広いこともあって意外と快適です。

 

最後に走行性能に関してです。

直線主体の高速道路では、ディーゼルエンジンの圧倒的なトルクが本領を発揮します。

低速でもモリモリトルクが湧き出てきて、グングン加速します。

サスペンションもフォルクスワーゲンに比べれば随分マイルドです。

これまでGTIで遠出する際、妻は必ず助手席に乗車して、決して後席には乗ろうとしませんでしたが、アテンザワゴンになってからは、別に後席でもいいかな、という感じで子供と一緒に後席に座るケースが増えました。

トランスミッションも良くできていて、シフトチェンジも気になりません。

ハンドリングは可もなく不可もなく、でしょうか。

高速道路を巡行していてると「ちょっとハンドルが軽いな、遊びが少ないな」と感じることがあります。

ワインディングロードではクイックな切り返しができるので利点とも言えますが。

最大のマイナスポイントは、その大柄なボディからくる取り回しの悪さです。

ドアが分厚くキャビンより張り出しているため、見切りが悪く狭い住宅街では対向時に気をつかいます。

またフロントオーバーハングが長いせいか、Uターン時や狭路での右左折などでフロントバンパーの角をこすらないか心配になります。

この点は慣れもあると思いますので、今後、距離を走って慣れるしかなさそうです。

ちょっと近くのコンビニまで、となるとやはり軽量コンパクトな車の方が気楽ですね。

これは何もアテンザに限った話ではないのですけれど。

 

総評としてアテンザワゴンにはかなり満足しています。

不人気なボディ形状である「ワゴン」ですから、手放す時のリセールは期待できませんが、荷物はたくさん積めるし、大人4人が乗車しても不満なく走れます。

気になる燃費ですが、現在のところ軽油で15km/L前後です。

燃料代が前車の2/3(ハイオク⇨軽油)になって、さらに燃費が1.5倍(以前は10km/L)になっていますので、負担する燃料代が半額以下になりそうです。

ゴルフより重くて大きい車に乗り換えたのに、燃料代が半分になるとは本当に驚きです。

 

写真は天気の良い日にまとめて撮影して後日掲載する予定です。